Chartettoのブログ

感じたことをだらだらと。

解は得た。という話

前の記事を見ていただければわかる通り絢辻さんスキbestをクリアさせていただいてからというもの、ずっと彼女の事を考えていた。本当にあのルートで幸せになれるのか。自分は彼女を幸せにできたのか。そして、「私」と「あたし」と「わたし」結局どれを愛していたのか。延々とうじうじ悩んでいた。しかし、明けない夜はないと言うとおりで答えは意外な所に転がっていた。そう、【アマガミSS】である。詳しいところはまたも割愛させていただくというか自分でご覧になっていただきたいというか、ここではラストについてのみ話をさせていただく。創設祭の打ち上げが行われる中、人気のない教室で橘さんは絢辻さんに彼から告白をする。この時の彼女の一人称は「わたし」or「私」のどちらか。しかし、猫を被っている時の「私」とは違うように橘さんは感じているようだ。ここでのセリフが印象的だ。彼は言った。今の絢辻さんも前の絢辻さんもその前の絢辻さんも全部ひっくるめて好きなのだと。先述した自分の悩みの1つはここで答えが得られることになる。そう、考えてみれば当然だが全部好きなのだ。当たり前だ。だって自分は絢辻さんが好きなのだから。ここから諸事情で彼女が怒り、橘さんは倒されてしまったり、もう一度告白をしたり、また個人的に【アマガミSS最高の名シーン】があったりするのだがそこら辺は自分で見てほしい。そして挿入歌が入り、最後にナカヨシendのように舞台は10年後へと移る。普通に考えれば原作においてもナカヨシendが幸せそうなものの自分の心に引っかかっていた点として絢辻さんの一人称が「あたし」だったという点にある。ここが解決されていれば万々歳だ。結婚し子供も生まれており、3人は創設祭に訪れる。そして、子供がツリーを指さし、思い出のツリーでしょ?と尋ね、橘さんが答える。そして、絢辻さんは聞くのだ。「ねえ純一?」「なに、詞?」そもそもここでもう感動だ。というのも原作において、絢辻さんが「絢辻さん」と呼ばれることを嫌がるように見えるシーンがある。彼女は家族が嫌いなので当然だろう。また、ナカヨシendにおいて彼女らがお互いを呼び合うシーンがない。(一応、モノローグにおいて絢辻さんが橘さんをあなたと言っているが心の中以外でもあなたと言っているかは不明。)そんな思いが巡る中この呼び方である。本当に嬉しい。話が逸れてしまったが彼女は聞くのだ。「今、幸せ?」彼は答える。「勿論だよ。」そして、彼女は答えるのだ。「わたしも幸せよ」所感を述べさせていただくとアマガミSSにおいて「あたし」と言っているシーンと聴き比べてみたがこのシーンは「わたし」と言っているように聴こえた。「私」なのか「わたし」なのかという点については際どい。これは台本を見ないとわからない。しかし、自分的には「わたし」だと感じた。
結論に入る。結論として、彼女は幸せになれるのかという問題だが明らかになれると分かった。そもそも、10年後のシーンで原作において「あたし」だった一人称をわざわざ変えたのだから「わたし」でしかないと思う。つまり、「わたし」にも幸せな未来はあったのだ。とはいえ、やはりそれは橘さんのおかげである。自分には無理だろう。これはプレイヤーの意思が介入しない橘さん自らが行動したとも言えるアマガミSSだから起きたのではないか、と自分は思う。しかし、「わたし」にも幸せな未来があるとわかった以上、自分がクリアさせていただいたスキbestからでもこの未来に行き着く可能性はきっと0ではない。100%0では無いのだ。そう知られただけで大きく救われた。あの絢辻さんにも輝かしい、2人で歩みを進める未来があったのだ。ここに解は得られた。自分のアマガミSSへの知恵不足からずっとうじうじと悩んでいたものの救われた。あの悩みが無駄だったとは思わない。しかし、救ってもらったことは確かだ。ありがとう、アマガミSS。本当にありがとう。もうずっと迷わない。これは契約じゃない、約束だ。